令和2年度共同募金による令和3年度事業実施報告③(秋田県全体の地域福祉を推進するための活動)

社会福祉法人 秋田県社会福祉協議会

  • 助成事業

 「地域福祉トータルケア推進事業(福祉でまちづくり)」

  • 事業の概要

 地域の福祉課題の解決に向けて、住民主体の活動促進と支え合いの体制づくりを目的としたモデル事業をはじめ、その推進役となるコミュニティソーシャルワーカ―の養成などに取り組んだ。また、県内の子ども支援に取り組む団体等のネットワークを構築に向けた取組を進めたほか、地域福井の担い手育成に向けた取組強化のため福祉教育推進事業を実施した。さらに、認知症高齢者等の地域での生活を支える権利擁護支援体制の構築を推進するためのモデル事業を実施し、全県への普及を推進した。

  • 実施の成果等

 コミュニティソーシャルワーク実践者養成研修では、基本的な技法からプランニング、地域づくりにつなげていくまでを段階的に指導し、実践力強化を図った。(累計376名)地域の支え合いの仕組みづくりについては、サロンや健康・いきがいづくりの活動、地域座談会などを通じて、地域の課題解決に向けて住民が主体的に取り組む意義を浸透させるとともに、住民同士の助け合いの意識の醸成を図ったほか、子ども支援に取り組む団体等の連携を図るため、支援団体等からなるネットワークを構築し、WEBサイトの開設などにより支援団体等の活動を支援した。福祉教育の全県的な普及に向けて推進セミナーを開催し、各地の実践報告等を通じて取り組み方策を社協間で共有を図った。
権利擁護支援体制の構築として、モデル社協に北秋田市社協、藤里町社協を指定し、推進委員会での協議や現地指導等により、権利擁護センターの設置に向けた検討などを行い、北秋田市では令和3年12月、権利擁護センターの設立につなげた。

  • 寄付者へのありがとうメッセージ

 皆様からいただいた募金は、本県の地域福祉の推進に必要な各種事業に活用させていただきました。県民誰もが安全に安心して暮らせる住民主体の「福祉でまちづくり」を目標に事業を推進してまいりますので、今後とも御支援、御協力をお願いいたします。