平成25年度募金による26年度事業実施報告①(小坂町社会福祉協議会)



【社会福祉法人 小坂町社会福祉協議会】
助成事業
「認知症の方と地域住民の癒しと安心空間整備事業」

事業の概要
 地域で暮らしている認知症の方々が、可能な限り地域の中で安心して暮らし、また地域住民が交流できる居場所(東屋)を整備する。
 認知症デイサービス敷地の空いている土地を活用し、利用者、地域住民、保育園児等と一緒に畑や花壇を作り、散歩途中の休憩場所としても気軽に利用できる場所にする。

実施の成果等
 
お披露目会には役員をはじめ、デイサービス利用者、保育園児、隣接自治会会長など約80名が参加し、利用者作成のくす玉を割りお祝いした。また保育園児による歌のプレゼントがあり、利用者と一緒に歌うなど、和やかな会となった。
 利用者は、天気のいい日にはひなたぼっこ、外での昼食、お茶タイム等を行い、心身の安定に役立っている。
 また、ボランティアによる花壇、畑づくりのほか、近隣の小さなお客さん(1歳児)とのふれあいは楽しみの一つとなっている。 

今後の目標・課題
 
デイサービス利用者家族の語らいの場づくりを実施したいと考える。さらに当事業所も所属している自治会とのふれあい交流を通して、認知症の理解をさらに促進できるよう、自治会と連携した事業の実施を進めたい。
 そのため、住民や利用者家族へのさらなる周知を行うとともに、事業の企画について関係者・団体の意見集約を行いたい。

寄付者へのありがとうメッセージ
「このたびは、共同募金助成を受け、認知症デイサービス敷地内に東屋が完成しました。予想以上に立派な完成となり、また気持ちよいほどに風が通り抜け、利用者のみならず地域の方々が立ち寄ってくれる憩いの場となりました。
 暑い夏は、天気が良くてもなかなか外に出る機会を作れず『今日は天気がいいね』という会話で終わってしまいましたが、今年の夏は『ちょっと東屋に出てくるね』『お昼は東屋で食べましょう』『レクも東屋でやりましょう』等々、気軽に外での活動ができるようになりました。」